エポック NRライブローラー フロー/ENR

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- CO101-539
版1
コンベヤ エポック・フローシリーズ
エポック NRライブ ローラ フロー
ENR50
●本製品を正しくお使いいただくため、ご使用の前には必ず本書をよく読み、内容 を十分理解してください。 ●また、本書は必要なときにすぐ使えるよう、いつでも取り出せる場所に大切に 保管してください。
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- はじめに
このたびは、エポック・フローシリーズ「ENR ライブ ローラ フロー」をお買い上げいただき、 ありがとうございます。 本製品は、 モータ で回転させたド ライブシャフトの駆動力をリンクベルトによってキャリアローラに 達するNR型駆動方式のコンベヤです。 伝 コンベヤラインは、各ユニットのドライブシャフトを連結するだけの簡単な工法で組み立てること ができます。また、わずかな駆動力でコンベヤラインのレイアウトを構築できます。 本製品の機能を十分に発揮し、安全に正しくお使いいただくめ、ご使用の前には必ず本書をよくお 読みください。 本書は以下の項目で構成されています。 • 安全上の注意事項 • 製品概要 • 運搬,設置 • 取扱方法 • 保守・点検 • 故障対応 • 構成部品 • 品質保証について なお、本製品の保証書は本書の最終ページに記載されています。 必要事項が記入されているかを必ずご確認ください。
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- ページ: ii
- 取扱説明書に関する注意事項
• 本製品をご使用になる前には、必ず本書をよく読んでいただき、内
容について十分に理解してください。
• 本書は必要なときにすぐ使えるよう、いつでも取り出せる場所に大
切に保管してください。
• 製品本来の使用方法および、本書で指定した使用方法を厳守してく
ださい。
• 本書の安全に関する指示に対しては、指示内容を理解した上で必ず
従ってください。
以上の指示を必ず厳守してください。 指示に従わない場合、けがや事故を引き起こすおそれがあります。
取扱説明書について
• 本書の内容は、製品の性能・機能の向上等により将来予告なしに変更することがあります。 • 本書の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止しています。 • 本製品をご購入したお客様と、ご使用になるお客様とが異なる場合は、お使いになるお客様の手 元で本書を保管してください。 • 本書を破損、若しくは紛失した場合には、当社までお問い合わせください。 • 本書の内容について疑問点や不明点がある場合は、必ず当社までご確認ください。 〈お問い合わせ先〉 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。
※当製品をご購入のお客様が、当製品を貴社が製作する機械・装置等に組み込んで 最終ユーザ様に販売される場合は、必ず本取扱説明書を最終ユーザ様までお届け 下さいますようお願い申し上げます。
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- 安全に正しくお使いいただくために
警告表示について
本書では、製品を正しくお使いいただき、作業者への危害や財産への損害を未然に防止するため、 下記に示す警告表示を使用して注意を促しています。 それぞれの表示が示す内容は次のとおりです。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が死亡または重傷を負うこと が想定される内容を示しています。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が重傷または傷害を負うこと が想定される内容を示しています。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が傷害を負うことが想定され る内容、および物的損害の発生することが想定される内容を示しています。
保守・点検作業の適任者について
本製品の保守・点検作業(日常点検は除く)は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしく はお客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者による保守・点検作業は行わないでください。
製造物責任について
当社納入品を日本国【海外の場合はその仕向国】外に移設して、自ら使用し、若しくは第三者に使 用させる場合、または、当社納入品を修理、改造して自ら使用し、若しくは第三者に使用させる場 合に、人的および物的損害に係わる製造物責任の問題が発生したときは、かかる損害が貴社への引 渡し時に有していた当社納入品の欠陥に基づいて発生したことを貴社により証明された場合を除 いて、貴社の責任と負担においてこれを解決され、当社はこの問題に係わる費用負担を免れるもの とさせていただきます。
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- 警告・指示事項
本製品をご使用になる前に、以下の警告・指示事項をよく読み、指示に従ってください。 疑問点や不明点がある場合、異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。 〈お問い合わせ先〉 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください 。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。
使用全般に関する注意事項
本製品をぬれた手で触らないでください。
ぬれた手で触ると感電するおそれがあります。 感電防止のためのアース工事については、 当社までご相 談ください。
運転中/停止中にかかわらず、モータの内部は触 らないでください。
感電するおそれがあります。 保守・点検等の理由により、分解が必要な場合には、当 社までご相談ください。
運転中は、絶対にキャリアローラおよびリンク ベルトを触らないでください。
高速で回転するキャリアローラやリンクベルト上に 触ると、手や指が巻き込まれてけがをするおそれが あります。場合によっては、重大な人身事故発生の おそれがあります。
運転中は、絶対にドライブシャフトおよびカー ブユニットのユニバーサル ジョイントに触らな いでください。
高速で回転するドライブシャフトやユニバーサル ジ ョイントに触ると、手や指が巻き込まれてけがをする おそれがあります。場合によっては、重大な人身事故 発生のおそれがあります。
運転中/停止中にかかわらず、作業者の方がコン ベヤの下を通りぬける等、身体または身体の一部を 絶対にコンベヤの下の全てのスペースに入れないで ください。 また、コンベヤの下に物などを置かないようにして ください。
作業者がコンベヤの下に入ると、衣服や髪の毛、身体の 一部が駆動部、ドライブシャフト、リンクベルト等に 巻き込まれ、けがをするおそれがあります。 場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。 コンベヤを横断しなければならない場合は、貴社にてブリッジを 設置する等、作業者の方が安全にコンベヤを横断できようにしてください。
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- 本製品のキャリアローラ上には乗らないでください。
キャリアローラ上は足場が不安定なため、 転倒してけが をするおそれがあります。
製品本体に貼られた警告ラベルをはがしたり、汚 さないでください。
警告ラベルが、いつも明確に読み取れない場合、注意喚 起力が低下し、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
ゲートユニットの跳ね上げ装置を上げた場合は、 必ず所定のフックで跳ね上げ装置を固定してくだ さい。
フックで固定しない場合、 跳ね上げ装置が落下し、 けが をするおそれがあります。
本製品に水・油・切粉などを掛けないでください。
水・油・切粉などがかかると、本製品の故障や思わぬ事 故につながるおそれがあります。
運搬・設置時の注意事項
本製品は、クレーンで運搬してください。フォーク リフトで運搬しないでください。
フォークリフトの運搬では、当製品はバランスを崩して フォークの爪から落下するおそれがあります。また、コ ンベヤを破損させてしまう場合もありますので、フォー クリフトで運搬しないでください。 当製品をクレーンから吊り下げている吊具は、亀裂や損 傷及び腐食のない物で、当製品の重量に耐えるものをお 使いください。 ※クレーンがない場合など、どうしてもフォークリフト を使用しなければならない場合は、本取扱説明書5~6頁 を参照ください。
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- ページ: vi
- 感電防止のため、当製品でモータ付のユニットは、 D種接地を実施してください。
D種接地をしない場合は、感電のおそれがあります。
電気配線の入れ替えを含む電気工事は、一次側の 電源を遮断した後、行ってください。
一次側の電源を遮断しないと、感電するおそれがあります。
本製品をクレーンで運搬する場合は、必ずコンベヤ フレームを吊り、バランスをとって行ってください。
絶対にローラを吊って運搬しないでください。 ローラを吊って運搬すると、ローラが外れコンベヤが落下 します。コンベヤが落下することにより、コンベヤが破損 したり、場合によっては人身事故発生のおそれがあります。
ナイロンチェーンカップリングで接続しないスプ ロケットはドライブシャフトから取外し、先端カ ラーを代わりに取付けてください。
運転中に高速で回っているスプロケットに身体や衣服 が触れますと、怪我をするおそれがあります。 ※詳細は本取扱説明書9頁を参照ください。
登録電気工事業者、あるいは電気工事士の資格の有 る人が、電気配線工事を行ってください。
登録電気工事業者、あるいは電気工事士の資格の無い人が、 電気配線工事を行った場合は、感電する恐れがあります。 又、法律による処罰の対象になります。
資 格
ブレーキ付モータの場合(オプション)は、下記点にご注意願います。
・搬送物をのせて運転する前に電源の入り切りをして、 ブレーキ動作を確認してください。 ・手動開放装置が作動している状態で運転すると、 搬送物が想定時間内に停止することができず、 機器や他の搬送物と衝突する恐れがあります。 手動開放装置を遮断してから運転してください。
据付の最後には電源を入れて、ローラの回転方向 を確かめてください。
ローラの回転方向がコンベヤの正規搬送方向と違う場 合は、電気配線の入れ替え工事を行い、ローラの回転 方向を直してください。搬送物をコンベヤの正規方向 とは逆の方向に搬送すると、搬送物の損傷や、コンベ ヤと連動している機械・装置の故障を引き起こすおそ れがあります。
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- 使用環境に関する注意事項
カーブコンベヤの両端に取付けてある両端 カバーは絶対に外さないでください。 このカバーはコンベヤのフレームを固定する 役割をしています。
カーブコンベヤの両端に取付けてある両端カバー を外しますと、コンベヤの機幅寸法(フレーム間の 幅寸法)にくるいが生じ、コンベヤの強度も落ち ますので絶対に外さないでください。 ストレートユニット等、他のコンベヤと接続する際は、 このカバーが付いた状態で接続してください。
本製品は、 ごみやほこりの無い掃除の行き届いた環境でご使用ください。
ごみやほこりのある環境で使用すると、本製品の故障や思わぬ事故につなが るおそれがあります。
本製品は、使用環境を周囲温度 0 ℃~ 40 ℃、相対 湿度 75 %以下の結露のない状態に維持してご使用 ください。
使用環境が上記の状態でない場合、 本製品が故障するお それがあります。
本製品の近くに振動を発生させる機械や装置を設置しないでください。
振動を発生させる機械や装置を設置すると、本製品が故障するおそれがあります。
運転時の注意事項
運転中は、 本製品や搬送物に触れないでください。
搬送物が当たってけがをするおそれがあります。 また、 キャリアローラおよび、 リンクベルトや丸ベルト に手や指が巻き込まれてけがをするおそれがあります。
自動運転中の場合には、 搬送が停止していても、 本 製品や搬送物に触れないでください。
センサなどの反応により、 急に運転が再開される場合が あり、キャリアローラに巻き込まれたり、搬送物が当 たってけがをするおそれがあります。
チェーンカバーを取り外した状態で、本製品を運 転しないでください。
ドライブカバーやシフトカバーなどのチェーンカバー が無い状態で運転すると、 チェーンに巻き込まれたりし てけがをするおそれがあります。 チェーンカバーを紛失したり、 破損した場合は、 当社ま でお問い合わせください。 ⅶ
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- ページ: viii
- 1m 当たりの荷重が 50kg を超える搬送物は、本 製品に載せないでください。
1m 当たりの荷重が 50kg を超える搬送物を載せると、 本製品が故障するおそれがあります。 ※アキュムレーティングユニット(ENR50-AD,AM,AS) の場合、トルク調整によって許容搬送質量が変化しま すので、ご注意ください。
運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに運転を停止し てください。
異音や異常な振動が発生した状態で運転を継続すると、本製品の故障、および 思わぬ事故につながるおそれがあります。 速やかに保守・点検事項を実施して異音や異常な振動を取り除いてください。 異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。
保守・点検時の注意事項
保守・点検作業は、運転停止後、回転個所等の温 度低下を確認してから行ってください。
運転停止直後はモータ等の回転部分が熱く、 やけどを負 うおそれがあります。
保守・点検作業は、本製品上の搬送物をすべて撤 去してから行ってください。
作業の際、 搬送物が落下し、 けがをするおそれがあります。
保守・点検作業を行う前に、必ず一次側の電源を 遮断してください。
電源を入れた状態で保守・点検作業を始めると、 感電す るおそれがあります。
保守・点検作業によって異常が発見された場合、異常原因が完全に排 除されるまで、本製品を運転しないでください。
異常を放置したまま本製品を使用すると、機器の破損だけでなく、思わぬ事 故につながるおそれがあります。 異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。 vii ⅷ
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- ローラチェーンへの給油時は必ずコンベヤを停止 し、電源を切ってください。
コンベヤを運転しながら給油を行うとローラチェーン に巻きこまれ怪我をするおそれがあります。 場合によっては重大な人身事故発生のおそれがありま す。
メンテナンスの最後には、電源を入れ寸動でロー ラの回転方向を確かめてください。
ローラの回転方向が違う場合は、当製品が損傷する恐 れがあります。ローラの回転方向が違う場合は、電気 配線の入れ替え工事を行い、正規の回転方向に直して ください。
保守・点検作業中は、第三者による電源投入を禁 止するため、その旨を明記した看板を目立つ所へ 掲げてください。
第三者によって電源投入が行われると、 作業者が本製品 へ巻き込まれたり、感電するおそれがあります。
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- ページ: x
- 警告ラベルについて
警告ラベルは、本製品を使用する際、常に注意を喚起するためのものです。 このため、警告ラベルが読めなくなったり、はがれたりした場合には、当社までお問い合わせ いただき、新しい警告ラベルを入手して後述する「警告ラベルの貼付位置」へ貼り付けてください。 <お問い合わせ先> 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。
なお、本製品には次の5種類の警告ラベル(注意ラベル)が貼り付けられています。
警告ラベルの表示内容
図中 番号 ラベル 区分 警告・指示事項 ラベル表示
運転中は、本製品や搬送物に 触れないでください。
①
警告
リンクベルトや丸ベルトに手や 指を巻き込まれてけがをする おそれがあります。
チェーンカバーを取り外した状態で、 本製品を運転しないでください。
②
警告
ドライブカバーやシフトカバーなどの チェーンカバーが無い状態で運転 すると、チェーンに巻き込まれてけがを するおそれがあります。
本製品のキャリアローラ上には 乗らないでください。
③
注意
キャリアローラ上は足場が不安定 なため、転倒してけがをするおそれが あります。
運転中/停止中にかかわらず、 モータ等電気部品の内部は触ら ないでください。
④
危険
感電するおそれがあります。
⑤
注意
ゲートユニットの跳ね上げ装置を 上げた場合は、必ず所定の フックで跳ね上げ装置を固定 してください。
フックで固定しない場合、跳ね上げ 装置が落下し、けがをするおそれが あります。
ⅹ
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- ページ: xi
- 警告ラベルの貼りつけ位置
(1)ドライブユニット/ENR50-SD, ENR50-AD
①機長3m以上の時貼付 ①3m以内の時貼付 ③両側貼付 ①機長3m以上の時貼付 ② ④
ドライブシャフト
M
操作BOX スタンド 矢視A
駆動部
①
①
A
③④② ①
(2)ストレートユニット(連動用)/ENR50-SM, ENR50-AM
①機長3m以上の時貼付 ①機長3m以内の時貼付 ①機長3m以上の時貼付 ③両側貼付
ドライブシャフト
①
①
③
①
矢視B
B
(3)シフト付ユニット(ストレート) /ENR50-SS, ENR-AS
①機長3m以上の時貼付 ①機長3m以内の時貼付 ② ③両側貼付
ドライブシャフト
①機長3m以上の時貼付
① ① ③ ① ②
矢視C
シフト カバー
C
(4)ゲートユニット/ENR50-SG
跳ね上げ装置 ⑤両側貼付 ①機長3m以内の時貼付 ①機長3m以上の時貼付 ③両側貼付
ドライブシャフト ⑤
①機長3m以上の時貼付 矢視A
ⅹⅰ
①
①
⑤
③
①
D
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- (5)カーブユニット/ENR-C5, ENR-C9
① ③両側貼付
③ ドライブシャフト
①
③
E 矢視E
(6)シフト付カーブユニット/ENR-CS5, ENR-CS9
① ③両側貼付 ②
ドライブシャフト ③
矢視F
シフトカバー
③ ①
②
F
(7)分岐・合流型ユニット/ENR-JC, ENR-JT, ENR-DT
<直線部>
① ③両側貼付 ②
<分岐・合流部>
① ③両側貼付
シフトカバー
矢視G
シフトカバー
矢視H
① ③
矢視H
ドライブシャフト
矢視G
①
③
②
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ⅹⅱ
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- ページ: xiii
- 目 次
ページ
1. 製品概要 ........................................1
1.1 主要部の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 1.2 ENR 50のユニット・・・・・・・・・・・・・・・・・2 1.3 主要部の構造と名称・・・・・・・・・・・・・・・・3
2. 運搬.............................................5
2.1 運搬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
2.1.1 クレーンによる運搬....................................5 2.1.2 フォークリフトによる運搬..............................6
3. 設置.............................................7
3.1 設置条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 3.2 各コンベヤ(各種ユニット)の接続要領・・・・・・・7
3.2.1 コンベヤ(ユニット)のフレームの接続方法..............7 3.2.2 ナイロンチェーンカップリングの取付け..................8 3.2.3 先端カラーの取付け....................................9 3.2.4 コンベヤのレベル調整..................................9 3.2.5 各ユニットのフレーム寸法..............................9
3.3 各ユニットのフレーム寸法図・・・・・・・・・・・・9
4. 取扱方法.........................................10
4.1 許容搬送質量について・・・・・・・・・・・・・・・11 4.2 運転の開始と終了について・・・・・・・・・・・・・12 4.3 搬送速度について・・・・・・・・・・・・・・・・・12 4.4 アキュムレーティング機構と接線力の調整について・・12
5. 保守・点検.......................................13
5.1 点検作業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
5.1.1 日常点検..............................................14 5.1.2 定期点検..............................................15 5.1.3 特別点検..............................................16
5.2 保守要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
5.2.1 各部への給油..........................................17 5.2.2 リンクベルトの交換....................................18 5.2.3 ローラチェーンの張り方................................22
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- 6. 故障対応.........................................23 7. 構成部品.........................................25
7.1 共通主要部品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
7.1.1 リンクベルト部........................................25 7.1.2 ドライブシャフト部....................................25 7.1.3 ローラ部..............................................26 7.1.4 シフト部..............................................26 7.1.5 駆動部.,,,,,,,,,,,,...................................27 7.1.6 継手部................................................27 7.1.7 フレーム部............................................27
7.2 機種(ユニット)主要部品・・・・・・・・・・・・・28
7.2.1 ストレートユニット....................................28 7.2.2 シフト付ユニット......................................28 7.2.3 カーブユニット........................................29 7.2.4 シフト付カーブユニット................................29 7.2.5 カーブジャンクションユニット..........................30 7.2.6 30°ジャンクションユニット............................30 7.2.7 30°ダイバータユニット................................31 7.2.8 ゲートユニット........................................31
8. 品質保証について.................................32
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- ページ: 1
- 1. 製品概要
1. 製品概要
1. 1 主要部の概要
基本構成(フレーム関連)
本製品は、アルミ製のフレームとキャリアローラ、 ドライブシャフト、およびこれらを固定・連結するた めのスタンドや部品類から構成されています。 ドライブユニット(駆動部を含むユニット)には、 この基本構成に駆動関連の構成部品が加えられます。 スタンドは容易にレベル出しが行えるアジャスト 機構付きです。 本製品の許容搬送重量は、全面均等負荷で1m当たり 50kgです。
アルミ製フレーム ドライブシャフト シャフトサポート (樹脂製) フレームカバー キャリアローラ
駆動関連
ドライブシャフトは、キャリアローラの下側を通り、リ ンクベルトを介して動力を伝え、リンクベルトは、ドラ イブシャフトに一定ピッチで取り付けられた丸プーリ に掛けられます。
(アキュムレーティングユニットは、フリクションプーリです。 詳細は12頁を参照ください。)
キャリアローラ ローラシャフト リンクベルト
ドライブユニットでは、駆動部のスプロケットとドライ ブシャフトのスプロケットをローラチェーンで連結し、 丸プーリ 駆動部の動力をドライブシャフトに伝えます。 ユニット間の動力伝達は、各ユニットの両端に取り付け られたドライブスプロケットをナイロンチェーンカッ プリングで接続して行います。 この接続方法の詳細は本取扱説明書7頁~9頁を参照ください。
カラー ドライブシャフト
ローラ関連
ユニット毎にストレートコンベヤはストレートローラを、カーブコンベヤは中心半径に合ったテー パローラを使用しています。
コンベヤ形状
ローラの組み合せ等により、コンベヤの形状には次の種類があります。
・ストレートタイプ ・ 30° ダイバータタイプ ・ゲートタイプ ・カーブタイプ ・ジャンクションタイプ
ラインにおける主な使用例は下図のとおりです。
M ドライブ ユニット 30° ジャンクション M 60° カーブ ユニット
M は駆動部の位置を表します。
ジャンクション コントローラ ハネ上げ ユニット
M シフト ユニット 90° カーブ ユニット 30° ダイバータ 30° ダイバータ 30° ダイバータ
M
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- ページ: 2
- 1. 製品概要
1. 2 ENR50のユニット
エポックNRライブ ローラ フローは、直進、曲線、分岐、合流、貯めるといった5つの運びの要素 に対して14種類の基本ユニットで対応するユニット コンベヤです。NR駆動式の採用により、各種 ユニットはドライブ シャフトを連結で駆動部を共有することができます。従って、コンベヤ ラ インを構成する時、全てのコンベヤにモータを搭載する必要はありません。ドライブ シャフトを 連結することにより、わずかな駆動部で自在なコンベヤ ラインを作ることができます。
ENR50-SD
直線
M
ENR50-SM
ENR50-SS
ENR50-SG
ドライブ ユニット
駆動部を装備しているストレ ート系ユニットです。 各ユニットに駆動力を供給す る役目をします。
ミドル ユニット
搬送ラインの直線部に使用 する駆動部を持たないストレ ート系ユニットです。
シフト ユニット
搬送ラインの途中でドライブ シャフトの位置を変える必要 が有る時に使用するストレー ト系ユニットです。
ゲート ユニット
ストレート系ユニットに取り付 け作業者や台車などがライン を横断する場合に使用する はね上げ装置です。
ENR50-C5
曲線
ENR50-C9
ENR50-CS5
ENR50-CS9
R500 R500 カーブ ユニット R500 R900 カーブ ユニット R900 シフト付 カーブ ユニット R500
R900 シフト付 カーブ ユニット R900
搬送ラインの曲線部に使用する駆動を持たないユニットで す。テーパローラを使用していますのでスムーズな搬送が可 能です。カーブ内径にはR500とR900があります。
カーブ ユニットにシフト機構を付けたカーブ系ユニットです。 カーブ ユニットと組み合せて搬送ラインのS字曲線部に使用 します。カーブ内径にはR500とR900があります。
ENR50-JC
分岐
ENR50-JT
ENR50-DT
合流
カーブ ジャンクション ユニット
90°カーブから直線部への 合流に使用するユニットで す。
30°ジャンクション ユニット
30°方向からの合流部に使 用するユニットです。
30°ダイバータ ユニット
分岐部を傾けることにより搬 送物を直線から30°方向に 分岐させるユニットです。
ENR50-AD
貯める
ACCUMULATE
ENR50-AM
ACCUMULATE
ENR50-AS
ACCUMULATE
M
アキュム ドライブ ユニット
アキュム ミドル ユニット
アキュム シフト ユニット
コンベヤ上で搬送物を貯めることのできるユニットです。外観はストレート系ユニットと同じで す。駆動部付/アキュム ドライブ ユニット、駆動部無/アキュム ミドル ユニット、シフト機構付・ 駆動部無/アキュム シフト ユニットの3タイプがあります。
2
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- ページ: 3
- 1. 製品概要
1.2 主要部の構造と名称
本製品における主要部の構造と名称は、次のとおりです。
1.2.1 ドライブ部
9 9
1 4
2 4
1)モータ 2)スプロケット(モータ側) 3)スプロケット (ドライブシャフト側) 4)セットボルト 5)キー 6)ベアリングユニット 7)カラー 8)ローラチェーン 9)駆動部チェーンカバー
7 3 5 4 6
5 4
8
9
7
カーブユニット ドライブユニット
1.2.5 ジョイント部
(詳細は次頁参照)
1.2.4 継手部
※ユニバーサル ジョイントカバー
1.2.2 リンクベルト部
1
1.2.3 ローラ連動部
(横掛けリンクベルト)
ユニバーサル ジョイント 【アキュムレーティングユニット(ENR50-AD,AM,AS)の場合】 ENR50-Aは外観上、ENR50-SD,SM,SSと同じですが、リンクベルト部にフリクション タイプのアキュムレーティング機構を採用していますので、コンベヤ上で搬送物 を貯めることが可能です。機構の詳細は12頁を参照してください。
2 6 3 4
3
1)キャリアローラ(溝付) 5 2)縦掛けリンクベルト 3)丸プーリ 4)カラー 5)ドライブシャフト 6 )ローラシャフト
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- ページ: 4
- 1. 製品概要
1.2.6 フレーム部
●ストレート系ユニット
1
3
※オプション アルミ製スタンド (スチール製スタンドも選択できます。)
ストレート用 フレーム端面カバー (オプション)
4
1)シャフトサポート(樹脂製) 2)フレームカバー 3)キャリアローラ(ストレートローラ) 4)アルミ製フレーム
■ストレート系ユニットのキャリアローラは、両フレームに固定されているシャフトサポート(樹脂)にローラシャフト を落とし込んで取付けられています。 ■フレームカバー
●カーブ系ユニット
キャリアローラ (テーパ ローラ)
1.2.5 ジョイント部
1
4 6 5 1)ドライブスプロケット 2)ナイロンチェーン カップリング 3)継手ピン 4)セットボルト 5)キー 6)丸プーリ
カーブ用 フレーム端面カバー (標準装備 取り外し不可) ※オプション スチール製スタンド (アルミ製スタンドも選択できます。) ■コンベヤ内側(テーパローラ小径側) キャリアローラ(テーパローラ)は、 内側フレームに固定されている鉄製 シャフトサポートにローラシャフト を落とし込んで取り付けられています。
6 2 3 4
■コンベヤ外側(テーパローラ大径側) キャリアローラ(テーパローラ)は外側の フレームに固定されている鉄製シャフト サポートの半月穴にローラシャフトを通し、 さらにシャフトピンで固定し取り付けられ ています。
3 1 4 2 3
1
2
1)シャフトサポート(内側,落し込み式,鉄製) 2)キャリアローラ(テーパローラ 小径側) 3)アルミ製フレーム 4)フレーム カバー取付ブラケット
1)シャフトサポート(外側,半月穴式,鉄製) 2)キャリアローラ(テーパローラ,大径側) 3)アルミ製フレーム
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- ページ: 5
- 2. 運搬・設置
2. 運搬
2.1 運搬
本製品は、クレーンで運搬してください。フォー クリフトで運搬しないでください。
フォークリフトの運搬では、当製品はバランスを崩して フォークの爪から落下するおそれがあります。また、コ ンベヤを破損させてしまう場合もありますので、フォー クリフトで運搬しないでください。 当製品をクレーンから吊り下げている吊具は、亀裂や損 傷及び腐食のない物で、当製品の重量に耐えるものをお 使いください。 ※クレーンがない場合など、どうしてもフォークリフト を使用しなければならない場合は、本取扱説明書次頁を 参照ください。
2.1.1 クレーンによる運搬 吊りフックを下図のように必ずフレームに掛け、バランスをとり吊り上げてくだ さい。ローラには絶対に掛けないようにしてください。吊りフックのない場合は ロープをフレームの下にくぐらせてコンベヤを吊り上げ、運搬してください。 この際、絶対にロープがドライブシャフトに掛からないようにしてください。
本製品をクレーンで運搬する場合は、必ずコンベヤ フレームを吊ってください。絶対にローラを吊って 運搬しないでください。また、ドライブシャフトを 吊らないでください。ドライブシャフトが破損しま す。
絶対にローラを吊って運搬しないでください。 ローラを吊って運搬すると、ローラが外れコンベヤが落下 します。コンベヤが落下することにより、コンベヤが破損 したり、場合によっては人身事故発生のおそれがあります。
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- ページ: 6
- 2. 運搬・設置
2.1.2 フォークリフトによる運搬 貴社にクレーンがない等、やむを得ずフォークリフトで運搬しなければならない場合は、 下記の注意事項を必ず守って行ってください。
ENR-AD, AM, ASに関しては、フォークリフトでの運搬は出来ません。 ドライブシャフトのアキュムレート機構が破損します。
右図のように、必ずフォークリフトの爪の 上にフレームとドライブシャフトの丸プー リを載せ、バランスをとり運 搬してください。 その際、丸プーリを破損させる恐れがあり ますので、丸プーリとフォークリフトの間に は必ず毛布等の緩衝材を挟み込んでください。
できるだけ下図のようにベアリングユニットに近い丸プーリをフォークリ フトの爪で受けるようにしてください。
ベアリングユニット間の中心付近の 丸プーリをフォークリフトの爪で受け るとドライブシャフトに大きな負荷が かかり破損する恐れがあります。
ベアリングユニット
フォークリフトの爪 (爪上に毛布等の緩衝材)
本機をフォークリフトで運搬する場合は必ず、毛布等の緩衝材を使い、 フレームと丸プーリをフォークリフトの爪で受ける形で行ってください。 フレームだけを受けて運搬することは絶対にやめてください。また、下記 の点に注意して運搬してください。
・フォークリフトを急激に上昇させないでください。ドライブシャフトが破損する恐 れがあります。 ・本製品のスタンドをフォークリフトの爪の上に載せて運ばないでください。 ・コンベヤをフォークリフトに載せる際、フォークの先端をドライブシャフトにぶつ けないよう注意してください。
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- 3. 設置
3.3.1. 設置
3.1 設置条件
本製品は、以下の条件を満たす場所に設置してください。 •屋内の雨水等がかからない乾燥した場所 (雰囲気温度0℃~40℃、相対湿度75%以下の範囲で結露がない場所) •できるだけ水平で強固な場所 •本製品は、ごみやほこりの無い掃除の行き届いた環境でご使用ください。 ごみやほこりのある環境で使用すると、本製品の故障や思わぬ事故につながるおそれがあります。 •本製品の近くに振動を発生させる機械や装置を設置しないでください。 振動を発生させる機械や装置を設置すると、本製品が故障するおそれがあります。 •据付場所には、メンテナンスできる場所を確保下さい。 メンテナンスが行き届かないと本製品の耐用期間が短くなる恐れが有ります。 •腐食性のガス*や塵芥を含まない清浄な場所 (防爆構造*ではありませんので、爆発の危険性のある場所では使用できません。)
※ 腐食性のガス:金属・木材・ガラスなどを変質・破壊するガスの総称。塩素系ガスなど。 ※ 防爆構造:モータ等による火花が外部に影響を与えないように設計された構造。または、不慮の事故によ る爆発の際、破片の散乱を最小限に抑えるよう設計された構造。
3.2 各種コンベヤ(ユニット)の接続要領
ENR50の各種コンベヤ(ユニット)を接続させてコンベヤラインを作る方法を説明します。
3.2.1 コンベヤ(ユニット)のフレームの接続方法
溝
フレームジョイント
溝
1
接続させるコンベヤのフレームどうしを高さおよ び幅についてズレがないように合わせてください。 ドライブシャフト 両フレームの側面にある2本の溝が、コンベヤ どうし合っていることを確認してください。 合わない場合は、スタンドのアジャストボルトで 調整するなどして合わせてください。 コンベヤフレームに付いている樹脂製の"フレームジョイント"の 4つボルトをフレームジョイントがフレームの溝を移動できる 程度緩めてください。 "フレームジョイント"のボルトを外さないように、少しずつ4つのボルトを 緩めてください。"フレームジョイント"は、各コンベヤにフレームの片側 1箇所ずつ、合計2枚が標準で付いています。
ドライブ スプロケット
2
3
"フレームジョイント"をフレーム接合位置まで移動させ、4つの ボルトをしっかり締めてコンベヤどうしを固定してください。 "フレームジョイント"のほぼ中央をフレーム接合位置に 合わせてからボルトを締めてください。
カーブコンベヤの両端に取付けてある端面カバーは絶対に外さな いでください。この端面カバーはコンベヤのフレームを固定する 役割をしています。
カーブコンベヤの両端に取付けてある端面カバーを外しますと、コンベヤの機 幅寸法(フレーム間の幅寸法)にくるいが生じ、コンベヤの強度も落ちますの で絶対に外さないでください。ストレートユニット等、他のコンベヤと接続す る際は、下図のように、このカバーが付いた状態で接続してください。
カーブユニット用 端面カバー
7
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- 3. 設置
3.2.2 ナイロンチェーンカップリングの取付け
コンベヤ(ユニット)のフレームどうしをフレームジョ イントで接続させた後、ドライブスプロケットどうしを "ナイロンチェーンカップリング"で接続させます。
1 4 6 2 3 4
1 )ドライブスプロケット 2 )ナイロンチェーン 6 5 カップリング 3 )継手ピン 4 )セットボルト 5 )キー 6 )丸プーリ
必ずコンベヤ(ユニット)のフレームどうしをフレームジョイントで 固定してから、ドライブスプロケットどうしを接続させてください。
1
図1のようにドライブスプロケットの軸心を合わせ、 対面させます。 軸心の高さが一致しない場合には、スタンドのア ジャスタボルトを調節してください。
図1
図2
イ
α
2
ドライブスプロケットのセットボルトを緩め、角 度誤差が範囲内であるか確認します。 対面するドライブスプロケットを密着させ、全周 がぴったりと一致するか確認します。 許容角度誤差(右図 α)は± 0.5°です。 イとロの差が0.5㎜以内であれば許容角度誤差範囲 内におさまります。(図2参照) 許容誤差を超える場合は、コンベヤユニットの位 置補正が必要です。この作業はお客様自身で行わ ないでください。弊社までご連絡ください。 ロ 図3
※イとロの寸法は歯底部 間の寸法です。
3
ドライブスプロケットの歯面に図3のようにス ケール等を当て、偏心誤差を修正します。
(最低3箇所を確認、修正願います。)
図4
ε
偏心誤差は、 歯底の食い違いの有無で確認します。 許容角度誤差(図4 ε)は± 0.1mm です。 許容誤差を超える場合は、コンベヤユニットの位 置補正が必要です。この作業はお客様自身で行わ ないでください。弊社までご連絡ください。
図5
7.2㎜(±0.5㎜)
4
ドライブスプロケットをセットボルトで固定します。 対面するドライブスプロケットの間を7.2mm(±0.5 ㎜以内)離し、セットボルトで固定します。 (図5参照)
図6
ドライブスプロケット
5
ナイロンチェーンカップリングを取り付けます。 対面するドライブスプロケットにナイロンチェーン カップリングを巻き付け、継手ピンで固定します。 (図6参照)
ナイロンチェーン カップリング
以上でドライブスプロケットの調整作業は終了です。
継手ピン
8
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- 3. 設置
3.2.3 先端カラーの取付
1
他のコンベヤのスプロケットに接続しないスプロケットは、 ドライブシャフトから取り外して下さい。 (F) スプロケット付の状態
当製品の運転中、スプロケットは高速回転 しています。 高速回転のスプロケットに、身体や衣服が 触れますと、けがをする恐れがあります。
2 3
取付したスプロケットとキーは、将来コンベヤラインを変更 する場合に必要となりますので大切に保管下さい。
※スプロケットはドライブシャフトの先に 取付いています。
取り外したスプロケットの個所に、先端カラーをセット スクリューで取付けて下さい。 ※イラスト(G)参照
ドライブユニット1台につき2個の先端カラーが、 ナイロンチェーンカップリングと一緒に、カートン ケースに入っています。 30°ダイバータユニット、30°ジャンクションユニット、 90°ジャンクションユニット、カーブジャンクションユニット には、先端カラーが2個必要な場合がありますので、 その場合は先端カラーを2個着けて下さい。 3.2.4 コンベヤのレベル調節
(G)
先端カラーを取付けた状態
(先端カラー)
1 2
当製品のレベル調整は、スタンドのアジャストボルトの 調節で行って下さい。 強固で水平で平坦な床面に、当製品を据付けて下さい。
3.3 各ユニットのフレーム寸法図
本製品のフレームはアルミ材を使用しております。 本図は、貴社でフレームの溝に各種機器を取付ける際にご利用ください。 ■ストレート系 ユニット用フレーム
・ENR50-SD ・ENR50-SM ・ENR50-SS ・ENR50-SG ・ENR50-AD ・ENR50-AM ・ENR50-AS ・ENR50-JT ・ENR50-DT ・ENR50-JC (ストレート部)
19
M6用
M6用
・ENR50-C5 ・ENR50-C9 ・ENR50-CS5 ・ENR50-CS9 ・ENR50-JC (カーブ部)
115
19
M6用
19.5
■カーブ系 ユニット用フレーム
11.8
54
54
M6用 M6用
115
71.4
M6用
M8用
38
M8用
M8用
14
5
10 30
10
10 15
9
5
60.5
38
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- 4. 取扱方法
4. 取扱方法
運転中は、絶対にキャリアローラおよびリンク ベルトを触らないでください。
高速で回転するキャリアローラやリンクベルトに触 ると、手や指が巻き込まれてけがをするおそれがあ ります。場合によっては、重大な人身事故発生のお それがあります。
運転中は、絶対にドライブシャフトおよびカー ブユニットのユニバーサル ジョイントに触らな いでください。
高速で回転するドライブシャフトやユニバーサル ジ ョイントに触ると、手や指が巻き込まれてけがをする おそれがあります。場合によっては、重大な人身事故 発生のおそれがあります。
運転中/停止中にかかわらず、作業者の方がコン ベヤの下を通りぬける等、身体または身体の一部を 絶対にコンベヤの下の全てのスペースに入れないで ください。 また、コンベヤの下に物などを置かないようにして ください。
作業者がコンベヤの下に入ると、衣服や髪の毛、身体の 一部が駆動部、ドライブシャフト、リンクベルト等に巻 き込まれ、けがをするおそれがあります。場合によって は重大な人身事故発生のおそれがあります。コンベヤを 横断しなければならない場合は、貴社にてブリッジを設 置する等、作業者の方が安全にコンベヤを横断できよう にしてください。
本製品をぬれた手で触らないでください。
ぬれた手で触ると感電するおそれがあります。 感電防止のためのアース工事については、 当社までご相 談ください。
• 本製品のキャリアローラ上には乗らないでください。 キャリアローラ上は足場が不安定なため、転倒してけがをするおそれ があります。 • 自動運転中の場合には、搬送が停止していても、本製品や搬送物に
触れないでください。
センサなどの反応により、急に運転が再開される場合があり、キャリアロ ーラに巻き込まれたり、搬送物が当たってけがをするおそれがあります。 10
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- 4. 取扱方法
• チェーンカバーを取り外した状態で、本製品を運転しないでくださ
い。
ドライブカバーやシフトカバーなどのチェーンカバーが無い状態で運転す ると、チェーンに巻き込まれたりしてけがをするおそれがあります。チェ ーンカバーを紛失したり、破損した場合は、当社までお問い合わせくださ い。 • 製品本体に貼られた警告ラベルをはがしたり、汚さないでくださ
い。
警告ラベルが、いつも明確に読み取れない場合、注意喚起力が低下し、思わ ぬ事故につながるおそれがあります。 • ブレーキ付モータの場合(オプション)は、下記点にご注意願いま
す。
搬送物をのせて運転する前に電源の入り切りをして、ブレーキ動作を確認 してください。 手動開放装置が作動している状態で運転すると、搬送物が想定時間内に停 止することができず、機器や他の搬送物と衝突する恐れがあります。 手動開放装置を遮断してから運転してください。 • ゲートユニットの跳ね上げ装置を上げた場合は、必ず所定のフック
で跳ね上げ装置を固定してください。
フックで固定しない場合、跳ね上げ装置が落下し、けがをするおそれがあ ります。
• 本製品に水・油・切粉などを掛けないでください。 水・油・切粉などがかかると、本製品の故障や思わぬ事故につながるおそれ があります。 • 運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに運転を停止
してください。
異音や異常な振動が発生した状態で運転を継続すると、本製品の故障、およ び思わぬ事故につながるおそれがあります。速やかに保守・点検事項を実施 して異音や異常な振動を取り除いてください。異常が取り除けない場合は、 当社までお問い合わせください。
4.1 許容搬送質量について
1m 当たりの荷重が 50kg を超える搬送物は、本 製品に載せないでください。
1m 当たりの荷重が 50kg を超える搬送物を載せると、 本製品が故障するおそれがあります。 ・許容搬送質量50kg/mは目安です。搬送物の底面の 材質により、50kg/mの搬送ができない場合がありま す。搬送物の底面の材質が鉄や樹脂,木などかたい 場合は特にご注意願います。 また、コンベヤラインにおけるドライブユニット (ENR50-SD,AD)の数量,配置およびモータ容量の選 定によっても許容搬送質量が変わります。 ・アキュムレーティングユニット(ENR50-AD,AM,AS) の場合、上記事項の他に、トルク調整(H,M・L)に よっても許容搬送質量が変化しますので、ご注意く ださい。 11
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- ページ: 12
- 4. 取扱方法
4.2 運転の開始と終了について
本製品の運転開始と終了は、通常一次側電源の ON /OFFによって行います。 設備により、二次側電源によって運転の制御を行う場合があります。 詳しくは施工に関するお客様の設備担当者にご確認ください。
4.3 搬送速度について
本製品の搬送速度は、出荷時に固定されています。 搬送速度の変更・調整をご希望される場合は、当社までご連絡ください。 搬送速度は、10m/min~50m/minの範囲で使用可能です。
4.4 ENR50のアキュムレーティング機構と 接線力の調整について
ENR50-Aは外観上、ENR50-SD,SM,SSと同じですが、駆動力を伝達するリンクベルト部にフリクション タイプのアキュムレーティング機構を採用していますので、コンベヤ上で搬送物を貯めることが可能です。
・駆動力の伝達:連続して回転するドライブシャフトの駆動力は、回転方向に回り止めされたトルクリングに 伝えられます。次にトルクリングの回転力は記号(a)の摩擦面を介してフリクション プーリ に伝えられ、その回転力はリンクベルトによってキャリアローラに搬送力として伝達されます。 ・接線力の調整:搬送力は記号(a)の摩擦面を押しつける力の大きさにより変化します。これはスプリング 調整リンクを回すことにより、スプリングの押付力を変化させ3種類(H・M・L)のローラ接線 力を調整することができます。 ・アキュムレーティング構造:アキュムレーティング時は、記号(a)部に取付けたF.A.P.(フリクション アキュム レーティング プレート)の接触面がスリップします。
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- ページ: 13
- 5. 保守・点検
5. 保守・点検
本製品を長く、安全にお使いいただくために、日常点検および定期点検を行ってください。
• 保守・点検作業を行う前に、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態で保守・点検作業を始めると、感電するおそれがあります。
• 保守・点検作業は、運転停止後、回転個所等の温度低下を確認して から行ってください。
運転停止直後はモータ等の回転部分が熱く、やけどを負うおそれがあります。
• 保守・点検作業は、本製品上の搬送物をすべて撤去してから行って ください。
作業の際、搬送物が落下し、けがをするおそれがあります。
• 保守・点検作業中は、第三者による電源投入を禁止するため、その 旨を明記した看板を目立つ所へ掲げてください。
第三者によって電源投入が行われると、作業者が本製品へ巻き込まれたり、 感電するおそれがあります。
• 保守・点検作業によって異常が発見された場合、原因が完全に排除 されるまで、本製品を運転しないでください。
異常を放置したまま本製品を使用すると、機器の破損だけでなく、思わぬ 事故につながるおそれがあります。 異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。
• ゲートユニットの跳ね上げ装置を上げた場合は、必ず所定のフック で跳ね上げ装置を固定してください。
フックで固定しない場合、跳ね上げ装置が落下し、けがをするおそれがあ ります。
保守・点検作業を行う場合には、はじめに以下の事項を実施し、安全を確認後、作業を開始してく ださい。 • 機械に巻き込まれにくい服装を着用してください。 • つまづきや転倒を防止するため、作業区域周辺の清掃や整理整頓をしてください。 • 保守・点検中であることを明示した看板等を目立つ所に掛けてください。 • 本製品上の搬送物は、すべて撤去してください。 • 必要時以外は、一次側の電源を切ってください。
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- ページ: 14
- 5. 保守・点検
5.1 点検作業
本項では、通常運転の際に注意していただきたい事項を「日常点検」として記載しています。 また、毎週/毎月行っていただきたい事項は、 「定期点検」とし、標準仕様以外の機種に関する事 項については、 「特別点検」として記載しています。 必要に応じてそれぞれの点検項目を実施してください。
5.1.1 日常点検
本製品における日常点検とは、通常運転の際に注意していただきたい聴音および目視による点検の ことです。点検個所と点検内容は以下のとおりです。
① ① ②
③
④
⑤
注)上記イラストは、お客様がわかりやすいように分解図を用いておりますが、実際の点検の際には 分解の必要はございません。
図中 No. ① ② ③ ④ ⑤ - 点検個所名 キャリアローラ モータ ベアリングユニット(軸受) ナイロンチェーン カップリング ユニバーサルジョイント 外観全体 点検項目 • キャリアローラ振動の有無 • キャリアローラ円滑回転の有無 • キャリアローラへの異物付着の有無 • 異常音、振動の有無 • 異常音、振動の有無 • 異常音、振動の有無 • 異常音、振動の有無 • 異常音、振動の有無 点検要領 聴音・目視 目視 目視 聴音・目視 聴音・目視 聴音・目視 聴音 聴音・目視
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- 5. 保守・点検
5.1.2 定期点検
本製品における定期点検とは、毎週/毎月行っていただく点検のことです。 本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくはお客様の社内規定に基づいて任命さ れたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者による定期点検作業は行わないでください。 点検個所と点検内容は以下のとおりです。
① ② ① ④ ③ ⑤
⑥
⑦
注)上記イラストは、お客様がわかりやすいように分解図を用いておりますが、実際の点検の際には 分解の必要はございません。
点検内容については、次ページをご覧ください。
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- 5. 保守・点検
図中 No.
点検個所名
点検項目 • ローラシャフトの変形、湾曲
点検要領 目視・ 手で触れる 目視・ 手で触れる 目視・ 手で触れる 目視
点検時期 毎週 毎週 毎週
①
キャリアローラ
• キャリアローラへの異物付着の有 無 • キャリアローラ表面の摩耗や損傷 の有無 • リンクベルトの緩み 緩みがひどい場合には交換する
毎週
②
リンクベルト
(5.2.2 リンクベルトの交換 参照)
• リンクベルトの損傷や汚れ 損傷や汚れがひどい場合は交換する
(5.2.2 リンクベルトの交換 参照)
目視 目視・ 手で触れる 目視 目視 (ストレート エッジ使用) 目視 目視・ 手で触れる 手で触れる・ 温度計を使用 目視・手で 触れる・ス パナを使用 手で触れる・ 温度計を使用 目視・手で 触れる・ス パナを使用 目視・ 手で触れる 手で触れる 目視・ 手で触れる 目視
毎週 毎週 ※ 毎月 ※ 毎月 毎月 毎月 毎週 毎週 毎月
• ローラチェーンの緩み • 給油の油膜切れ ③ ローラチェーン • スプロケットの中心ずれ • ローラチェーンの摩耗 • 油もれの有無 ④ モータ • 発熱(表面温度 60 度以上) • 取付ボルトの緩み • 発熱(表面温度 60 度以上) ⑤ ベアリングユニット(軸受) • 取付ボルトの緩み • 損傷の有無 • 固定セットボルトの緩み ⑦ - ユニバーサルジョイント 外観全体 • 損傷の有無 • 形状変化の有無
毎週 毎月 毎週 毎月 毎週 毎週
⑥
ナイロンチェーンカップリング
※ 運転開始後 3 か月間は毎週、以降は毎月、定期点検を行う。
5.1.3 特別点検
本点検は、駆動モータに「ブレーキ付きモータ」を採用している場合に行う点検です。 点検内容は以下のとおりです。
図中 No. 点検個所名 点検項目 • ブレーキ動作の確認 (電源の入/切を行いブレーキ動 作を確認します。電源:入の状態 でブレーキ解除となります。 ) 点検要領 点検時期 6 か月毎
-
ブレーキ付きモータ
聴音・目視
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- 5. 保守・点検
5.2 保守要領
• 保守・点検作業を行う前に、必ず一次側の電源を遮断してください。 電源を入れた状態で保守・点検作業を始めると、感電するおそれがあります。 • 保守・点検作業は、運転停止後、回転個所等の温度低下を確認してか
ら行ってください。
運転停止直後はモータ等の回転部分が熱く、やけどを負うおそれがあります。
保守・点検作業中は、第三者による電源投入を禁止するため、その旨 を明記した看板を目立つ所へ掲げてください。
第三者によって電源投入が行われると、作業者が本製品へ巻き込まれたり、感 電するおそれがあります。
5.2.1 各部への給油
ローラチェーンへの給油時は必ずコンベヤを停止 し、電源を切ってください。
コンベヤを運転しながら給油を行うとローラチェーンに 巻きこまれ怪我をするおそれがあります。 場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
給油は、ローラチェーンとモータへ行います。 モータへの給油詳細については、本取扱説明書に添付されたモータの取扱説明書を参照してください。
ローラチェーンへの給油
チェーンカバーを取り外してからローラチェーンに給油してください。
ドライブユニットの場合
シフト付ユニットの場合
モータの固定ボルト
ローラチェーン(シフトチェーン) チェーンカバー ローラチェーン チェーンカバー
図中 No. -
給油個所名 ローラチェーン
使用油 SAE20(VG68)相当の潤滑油
給油方法 • はけ塗り • オイルフィラーの使用
※ ナイロンチェーンカップリングに、給油は不要です。
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- 5. 保守・点検
5.2.2 リンクベルトの交換
リンクベルトの交換作業を行う前に、必ず一次側の 電源を遮断してください。
電源を入れた状態でリンクベルトの交換作業を始めると、 危険です。場合によっては、重大な人身事故発生のおそ れがあります。
リンクベルトが緩んできたり、損傷・汚れがひどい場合には、予備のリン クベルトと交換します。基本的に予備のリンクベルトは、ドライブシャフ トのベアリングユニット間に1個付けて出荷しています。リンクベルトを交 換する前に、予備のリンクベルトが付いている箇所を確認してください。 予備のリンクベルトが付いていない場合は、別途リンクベルトを用意し、 本書21頁の「(3)予備のリンクベルトが付いていない場合」の手順に従っ てリンクベルトを交換してください。 交換用リンクベルトについては、当社までお問い合わせください。 〈お問い合わせ先〉
予備のリンクベルトは、図のよ うにインシュロックでドライブシ ャフトに固定されてます。
株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。 リンクベルトの交換手順は、以下のとおりです。
(1)フレームカバーの取り外し
リンクベルトを交換するためには、フレームカバーを取り外す必要があります。 フレームカバーの取り外し方法は、ストレート系ユニットとカーブ系ユニットでは異なりますので、 下記要領を参照してください ストレート系ユニットの場合 右図のようにフレームカバーに指をかけて手前に引き 上げてください。 カーブ系ユニットの場合 カーブ系ユニットのフレームカバーは、ボルトによって固定されてます。 下図のように、ボルトを外してからカバーを外してください。
(2)予備のリンクベルトが付いている場合のリンクベルトの交換方法
1
予備のリンクベルトを交換する キャリアローラまで 移動させます。 既設リンクベルトが予備リンクベルト通過の妨げ となる場合は、該当のリンクベルトを丸プーリか ら外してください。(または、予備のリンクベル リンクベルト トの通過の妨げになる既設のリンクベルトと丸プ ーリの間を予備のリンクベルトを通して、強制的 丸プーリ に引っぱることで通過させることもできます。) 予備リンクベルト通過後、外したリンクベルトは 元に戻してください。 交換する既設リンクベルトをニッパなどで切り、 取り外します。
キャリアローラ ローラシャフト
2
カラー ドライブシャフト
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- 5. 保守・点検
3
リンクベルトを交換する箇所のキャリアローラを取り外します。 キャリアローラの取り外し方法は、ストレート系ユニットとカーブ系ユニットでは異 なりますので、下記要領を参照してください。
ストレート系ユニットの場合 ストレート系ユニットの場合、フレームの両端に固定されている 樹脂製シャフトサポートにローラシャフトを落とし込んでいます ので、キャリアローラを手で持ち上げることでキャリアローラを 取り外すことができます。(図1参照)
カーブ系ユニットの場合 (1) カーブ系ユニットの場合、まず右図2のように、ローラシ ャフトをシャフトサポートに固定しているシャフトピンを ラジオペンチなどで取り外してください。(テーパローラ の大径側ローラシャフトは、鉄製シャフトサポートの半月 穴を通しシャフトピンで固定されています。 シ ャ フ ト ピ ン 注)取り外したシャフトピンは紛失しないように保管して ください。 (2) 次に、右図3のようにテーパローラ小径側のローラシャフト を鉄製シャフトサポートから取り外し、上記(1)項でシ ャフトピンを外した側のローラシャフトを指で押し込んで キャリアローラ(テーパローラ)を外してください
図1
図2
図3
4
予備のリンクベルトを丸プーリとキャリアローラの溝に取り付けます。 ストレート系ユニットおよびカーブ系ユニット共にリンク ベルトを丸プーリに掛け、手で上に引っ張り上げながら右 (時計回り)に約90度ひねってキャリアローラの溝にリン クベルトを掛けてください。(キャリアローラの溝がある 側の先端を下に傾けてリンクベルトを通してください)リ ンクベルトのひねり方向が反対(左方向)の場合、コンベ ヤ運転時のキャリアローラの回転方向(コンベヤの搬送方 向)が変わります。念のため、隣接するキャリアローラの リンクベルトの取り付け状態を確認してください。
5
ローラシャフトをシャフトサポートに取付けます。 リンクベルトを丸プーリとキャリアローラの溝に取り付けた後、ローラシャフトをシャフトサポー トに取付けます。取り付け方法がストレート系ユニットとカーブ系ユニットでは異なりますので、 下記要領を参照してください。
19
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- 5. 保守・点検
ストレート系ユニットの場合 ストレート系ユニットの場合、ローラシャフトの両端を 樹脂製のシャフトサポートに落とし込んでください。 その際に、右図1のようにローラシャフトの両端の形状の 向きをシャフトサポートの形状に合わせてください。 形状を合わせずに落とし込むとシャフトサポートが割れます。 カーブ系ユニットの場合 (1) 図2のように、テーパローラを両手で持ち、リンクベルトが 掛かっている側のローラの先端を持ち上げ、ローラシャフト の、シャフトピンをセットする側の先端をシャフトサポート の半月穴に合わせます。 (2) 次に、同じく図2のようにローラシャフトの、リンクベルト を掛けている側の先端を指で押し込んで、シャフトピンを セットする側のローラシャフト先端を鉄製シャフトサポート の半月穴に通します。 (3) 図3のように、ローラシャフトの、リンクベルトの掛かって いる側の先端を鉄製シャフトサポートに落とし込みます。 (4) 図4のようにシャフトピンを取り付けます。
図1
図2
図3
図4
6
フレームカバーを取り付けます。 最後にフレームカバーを取り付けて完了ですが、取付方法がストレート系ユニット とカーブ系ユニットとでは異なりますので、下記要領を参照してください。
シャフトサポート(樹脂製) キャリアローラ
ストレート系ユニットの場合 フレームカバーの一方(右図A側)をフレームの溝に はめ込み、カバーの上を軽く押し付けて取りつけて ください。
フレームカバー
A
カーブ系ユニットの場合 フレームカバーをフレームにセットしてボルト締め してください。
アルミ製フレーム ドライブシャフト
以上でリンクベルトの交換作業は終了です。 予備のリンクベルトがない場合は次頁を参照してください。
20
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- 5. 保守・点検
(3)予備のリンクベルトが付いていない場合
予備のリンクベルトが付いていない場合は、別途用意したリンクベルト(弊社にお問い合せ 戴きリンクベルトをお買い求めください。リンクベルトの詳細につきましては、本取扱説明 書23頁「7.1.1リンクベルト部」の項を参照ください)を交換箇所のドライブシャフトに取 り付けるため、ベアリングユニット(ベアリングカバーA、B)を取り外す必要がありま す。この取り外し作業は、ドライブスプロケットから交換個所までに存在するベアリングユ ニットが少ないシャフト端から行ってください。 図1
コンベヤフレーム リンクベルト交換箇所(例) キャリアローラ
リングベルト
ドライブ スプロケット A B
丸プーリ ベアリングカバーAとB (取り外した状態図)
ベアリングユニット ドライブシャフト
1 2 3
ドライブスプロケットに付いているナイロン チェーンカップリングを取り外します。
図2
ドライブスプロケット
既設のリンクベルトをキャリアローラから外します。 既設リンクベルトがドライブシャフトを引っぱり 上げているので(コンベヤ)ユニット全てのリンク ベルトをキャリアローラから外してください。 (図1・図3参照) ベアリングカバー A と B を取り外します。 ベアリングボルトを外し、ベアリング用ブラケッ トからベアリングカバー A と B を取り外します。 ドライブスプロケットからリンクベルト取付位置 の間にあるすべてのベアリングカバーを取り外し てください。
丸プーリ
ナイロンチェーン カップリング 継手ピン
図3
コンベヤ フレーム リンクベルト キャリアローラ
4 5 6 7
別途用意したリンクベルトをドライブシャフトに 通し、取付位置まで移動させます。
前述「予備のリンクベルトが付いている場合」の 手順 3 ~ 6(18頁~20頁)を参 照してリンクベルト を取り付けま す。 ベアリング ベアリングカバー A と B を元に戻します。 ナイロンチェーンカップリングを元に戻します。
ドライブ シャフト ベアリング カバーA フレームステ-
ベアリングボルト ベアリングカバーB ベアリング ユニット
以上でリンクベルトの交換作業は終了です。
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- 5. 保守・点検
5.2.3 ローラチェーンの張り方
ローラチェーンの緩みは、運転開始初期にもっとも顕著に表れます。 ローラチェーンに たわみが生じたら、ローラチェーンの張りを調整してください。 運転開始後 3 か月間はローラチェーンを毎週点検するようにしてください。 それ以降についても、月に一度はローラチェーンの緩みを点検してください。 緩んだローラチェーンの張り方は、以下のとおりです。
ドライブユニットの場合
まず、チェーンカバーを取り外してください。 次に モータの固定ボルトを緩め 、 モータを移動させてローラ チェーンを張り直してください。 このとき、ドライブスプロケットとモータのスプロケッ トが直線上に位置するよう、注意してください。
ドライブスプロケット ローラチェーン 減速機側スプロケット
モータの固定ボルト
モータ
モータ ドライブシャフト
モータ
ドライブ スプロケット ローラチェーン チェーンカバー
ドライブユニット以外の場合
まず、チェーンカバーを取り外してください。 次に下記ユニットに付属するローラチェーンを張る場合は、テンションプレートの固定ボルトを緩め、 ローラチェーンの張りを調整してください。
アイドラ-
A
(本図はシフトユニット/ENR50-SS)
ローラチェーン(シフトチェーン) チェーンカバー
矢視 A
本調整の対象ユニットは、次のとおりです。
・シフト付カーブユニット ・30° ダイバータユニット ・カーブジャンクションユニット ・30° ジャンクションユニット ・シフトユニット
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- ページ: 23
- 6. 故障対応
6. 故障対応
故障と思われる現象が発生した場合は、直ちに本製品の使用を中止してください。 故障と思われる場合の想定される原因および対策を下表に示します。 故障対応の際の参考としてください。
• 運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに運転を停止 してください。
異音や異常な振動が発生した状態で運転を継続すると、本製品の故障、お よび思わぬ事故につながるおそれがあります。 速やかに保守・点検事項を実施して異音や異常な振動を取り除いてくださ い。異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。
• 保守・点検作業によって異常が発見された場合、異常原因が完全に 排除されるまで、本製品を運転しないでください。
異常を放置したまま本製品を使用すると、機器の破損だけでなく、思わぬ 事故につながるおそれがあります。 異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。 〈お問い合わせ先〉 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の弊社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本取扱説明書裏面に掲載されています。
下表で●印の付いた対策は、お客さま自身で絶対に行わないでください。 対策の実施については、弊社までお問い合わせください。 なお、△印の付いた対策は、後述の「各種対策要領」を参照してください。
現象 原因 ○電源を入れる。 ●ヒューズを交換する。 ●過負荷の原因を取り除いてサーマルを復帰さ せる。 ●配線を点検し、異常を排除する。 △リンクベルトを交換する。 対策
キャリアローラが回ら 電源が入っていない。 ない ヒューズが切れている。 サーマルリレーが作動している。 配線に異常がある。 リンクベルトが破損している。
ナイロンチェーンカップリングが破損している。 △ナイロンチェーンカップリングを交換する ローラチェーンが切れている。 モータが故障している。 ブレーキが作動しない モータが故障している。 ※ブレーキ付きモータ ブレーキギャップが広い。 の場合 モータの異常 ・発熱 ・振動 ・異常音 搬送状態の異常 ・蛇行 ・落下 ・ガイド干渉 搬送物が重過ぎる モータが故障している。 △ローラチェーンを交換する。 ●モータを交換する。 ●モータを交換する。 ●ブレーキギャップを調節する。 搬送物を 1m2 当たり 50kg の均等荷重にする。 ●モータを交換する。
キャリアローラが摩耗している。 キャリアローラが変形している。 キャリアローラが損傷している。 ローラシャフトが変形している。 ローラ面のレベルが出ていない。 コンベヤフレームが変形している。 ガイドが変形している。
△キャリアローラを交換する。 △キャリアローラを交換する。 △キャリアローラを交換する。 △ローラシャフトを交換する。 △スタンドジャッキボルトで高さ調節し、ロー ラ面のレベルを出す。 ●コンベヤフレームを交換する。 ●ガイドを交換、又は修理する。
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- 6. 故障対応
現象 ベアリングユニットの 異常 ・発熱 ・振動 ・異常音 原因 ベアリングが破損している。 ベアリングが摩耗している。 グリス切れ ドライブシャフトが摩耗している。 対策 ●ベアリングユニットを交換する。 ●ベアリングユニットを交換する。 ●ベアリングユニットを交換する。 ●ドライブシャフトを交換する。
各種対策要領
本項目で解説する各種対策要領は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくはお客様の社 内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者は行わないでください。
(1)リンクベルトの交換
本取扱説明書18~21頁の「5.2.2 リンクベルトの交換」の項を参照してリンクベルトを交換して ください。
(2)ナイロンチェーンカップリングの交換
本取扱説明書21頁の「5.2.2リンクベルトの交換」における「(3)予備のリンクベルトが付いていな い場合」の手順1、および本取扱説明書8頁の「3.2.2ナイロンチェーンカップリングの取付」の 手順を参照してナイロンチェーンカップリングを交換してください。
(3)ローラチェーンの交換
本取扱説明書22頁の「5.2.3 ローラチェーンの張り方」の項を参照してローラチェーンを交換して ください。ローラチェーンの調整を行う要領でモータまたはテンションプレートの固定ボルトを緩 め、ローラチェーンを交換後、交換したローラチェーンを張り直してください。
(4)キャリアローラの交換
本取扱説明書18頁~20頁の「5.2.2 リンクベルトの交換」手順を参照してキャリアローラを交換して ください。
(5)ローラシャフトの交換
本取扱説明書18~20頁の「5.2.2. リンクベルトの交換」手順を参照してローラシャフトを交換して ください。
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- ページ: 25
- 7. 構成部品
7. 構成部品
7.1 共通主要部品
7.1.1 リンクベルト部
イラスト番号 ① ② 部品名 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト 備考 バンドー製(バンコード♯485)φ5×335 (mm)※全ユニット共通 バンドー製(バンコード♯485)
※ユニット及びローラピッチによって寸法が異なりますので “7.2 ユニット別専用部品” 28~31頁を参照ください。
①
②
7.1.2 ドライブシャフト部
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ 部品名 ドライブシャフト 丸プーリ フリクションプーリ※ トルクリング※ スプリング調整リング※ カラー ドライブスプロケット ナイロンチェーンカップリング 継手ピン セットボルト キー 先端カラー キー位置各種形状あり ENR50-AD, AS, AM 以外の全ての機種に使用 ENR50-AD, AS, AM のみに使用 〃 〃 長さ各種あり No.40×N16×φ25 (mm) 片山製 CE416 エンド部のコンベヤのみに使用 (9頁参照)) 備考
②
⑩ ⑪
⑫ ⑥ ① ③ ④ ⑤
⑦
⑧
⑨
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※ENR-50 AD, AS, AMの場合のみ
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- ページ: 26
- 7. 構成部品
7. 1. 3 ローラ部
部品名 ローラ (φ42) テーパローラ カーブ系ユニット 名称 ストレートローラ 使用機種 ストレート系ユニット イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 分岐部ローラ シャフト シャフト(φ12) シャフト(φ12) シャフトピン ENR50-DT ストレート系ユニット カーブ系ユニット 〃 ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ 備考 リンクベルト縦掛けタイプ(溝1箇所) リンクベルト横掛けタイプ(溝1箇所) リンクベルト縦・横掛けタイプ(溝2箇所) リンクベルト縦掛けタイプ(溝1箇所) リンクベルト横掛けタイプ(溝1箇所) リンクベルト縦・横掛けタイプ(溝2箇所) リンクベルト縦掛け(中央溝1箇所) 両側半月加工(パイプ) 片側半月加工(パイプ) シャフト1本につき1個(カーブ系ユニットのみ)
①
②
③
④
⑤
⑥ ⑦
⑧
半月加工有り (反対側と同じ加工がしてあります)
⑨
⑩
7.1.4 シフト部(ENR50-SS,AS,CS5,CS9,JC,JT,DTのシフト付ユニットのみ)
イラスト番号 ① ② ③ 部品名 シフトチェーン チェーンカバー アイドラ- No.40のものを使用 - 備考
①
③
②
チェーンカバー
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- ページ: 27
- 7. 構成部品
7.1.5 駆動部(ENR50-SD,ASのみ)
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 部品名 モータ モータ側スプロケット ドライブシャフト側スプロケット セットボルト キー ベアリングユニット カラー ローラチェーン チェーンカバー 備考 型式等に関しては製品添付の取扱説明書を参照ください。 No.40のものを使用(歯数及び穴径はコンベヤ搬送速度による) No.40×N16×φ25 (mm) No.40のものを使用 -
① ⑦ ③ ⑤ ④
② ④
⑥
⑨
⑤⑧
7.1.6 継手部(ENR50-C5,C9,CS5,CS9,JC,JT,DT)
イラスト番号 部品名 備考 ① カーブ系ユニットの継手部に使用 ユニバーサルジョイント ② ユニバーサルジョイントカバー 作業者がユニバーサルジョイントに巻込まれるのを防止するため標準装備
①
7.1.7 フレーム部
②
<ストレート系ユニット用>
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ 部品名 アルミフレーム シャフトサポート フレームステー フレームカバー フレームジョイント 備考 アルミ製 115×30 (mm) 樹脂製 シャフト落し込み式 アルミ製 ワンタッチ脱着式 樹脂製 コンベヤ間連結板(カーブ系ユニットと同じ)
④
② ②
⑨
⑤ ①
イラスト番号 ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑤
③
部品名 アルミフレーム シャフトサポート(内側) シャフトサポート(外側) フレーム端面カバー フレームカバー フレームジョイント 備考 アルミ製 115×15 スチール製 シャフト落し込み式 スチール製 丸穴式 両フレームを固定するフレームステーの役割。 取外し禁止 カーブ専用 内側と外側がある。鉄製、ボルト固定 樹脂製 コンベヤ間連結板(ストレート系ユニットと同じ)
<カーブ系ユニット用>
⑩ ⑥
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⑥ ⑦ ⑥
⑧
⑨
⑩
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- 7. 構成部品
7. 2 機種(ユニット)別主要部品
7.2.1 ストレートユニット ENR50-SD,SM,AD,AM
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 部品名 駆動部(ENR-SD,ADのみ) ストレートローラ 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト フレーム部 ドライブシャフト部 備考 本取扱説明書 27頁“7.1.5 駆動部”参照 本取扱説明書 26頁“7.1.3 ローラ部”参照 φ5×335(mm)本取扱説明書 25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 P75用:φ5×236(mm)本取扱説明書 25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 P100用:φ5×282(mm)本取扱説明書 25頁“7.1.1.リンクベルト部”参照 本取扱説明書 27頁“7.1.7フレーム部”参照 ENR-AD, AMはプーリの形状が異なります。 (本取扱説明書 25頁“7.1.2ドライブシャフト部”参照)
⑤
① ※ENR50-SD、ADのみ ④ ② ③
⑥
※ENR-50-AD, AMはプーリの形状が異なります。 25頁 “7.1.2 ドライブシャフト部”参照
7.2.2 シフト付ユニット ENR50-SS,AS
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 部品名 シフト部 ストレートローラ 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト フレーム部 ドライブシャフト部 備考 本取扱説明書26頁 “7.1.4 シフト部”参照 本取扱説明書26頁 “7.1.3 ローラ部”参照 φ5×335(mm)本取扱説明書25頁 “7.1.1 リンクベルト部”参照 P75用:φ5×236(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 P100用:φ5×282(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.7フレーム部”参照 ENR-ASはプーリの形状が異なります。 (本取扱説明書 25頁“7.1.2ドライブシャフト部”参照)
⑤
① ④ ② ③
⑥
※ENR50-AD, AMはプーリの形状が異なる。 25頁 “7.1.2ドライブシャフト部”参照
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- 7. 構成部品
7.2.3 カーブユニット ENR50-C5,C9
イラスト番号 ① ② ③ 部品名 テーパローラ 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト 備考 本取扱説明書26頁“7.1.3ローラ部”参照 φ5×335(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 ENR50-C5 90°60°用:φ5×247(mm) ENR50-C9 30°用:φ5×267(mm) ENR50-C9 90°60°45°用:φ5×260(mm) 本取扱説明書25頁“7.1.2リンクベルト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.7フレーム部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.2ドライブシャフト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.6継手部”参照
④ ⑤ ⑥
フレーム部 ドライブシャフト部 ユニバーサルジョイント
① ④ ②
③ ⑤
⑥
7.2.4 シフト付カーブユニット ENR50-CS5,CS9
イラスト番号 ① ② ③ ④ 部品名 シフト部 テーパローラ 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト 備考 本取扱説明書26頁“7.1.4シフト部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.3ローラ部”参照 φ5×335(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 ENR50-CS5 90°60°用:φ5×247(mm) ENR50-CS9 30°用:φ5×267(mm) ENR50-CS9 90°60°45°用:φ5×260(mm) 本取扱説明書25頁“7.1.2リンクベルト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.7フレーム部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.2ドライブシャフト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.6継手部”参照
⑤ ⑥ ⑦
フレーム部 ドライブシャフト部 ユニバーサルジョイント
③ ⑤ ⑦ ④ ② ⑥ ⑦
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①
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- 7. 構成部品
7.2.5 カーブジャンクションユニット ENR50-JC
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 部品名 シフト部 ストレートローラ テーパローラ 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト フレーム部 ドライブシャフト部 ユニバーサルジョイント 備考 本取扱説明書26頁“7.1.4シフト部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.3ローラ部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.3ローラ部”参照 φ5×335(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 ストレート部:φ5×236(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 カーブ部:φ5×260(mm)本取扱説明書25頁“7.1.2リンクベルト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.7フレーム部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.2ドライブシャフト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.6継手部”参照
③ ④ ⑧ ⑥ ⑤ ① ⑤ ②
④
⑦
7.2.6 30°ジャンクションユニット ENR50-JT
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 部品名 シフト部 ストレートローラ 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト フレーム部 ドライブシャフト部 ユニバーサルジョイント 備考 本取扱説明書26頁“7.1.4シフト部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.3ローラ部”参照 φ5×335(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 φ5×236(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.7フレーム部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.2ドライブシャフト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.6継手部”参照
② ⑤
⑥
⑤ ① ⑦ ④ ② ③ ⑥
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- 7. 構成部品
7.2.7 30°ダイバータユニット ENR50-DT
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 部品名 シフト部 ストレートローラ 分岐部ローラ 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト フレーム部 ドライブシャフト部 ユニバーサルジョイント 備考 本取扱説明書26頁“7.1.4シフト部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.3ローラ部”参照 〃 φ5×335(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 φ5×236(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.7フレーム部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.2ドライブシャフト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.6継手部”参照
⑥ ④ ⑧ ① ⑤ ② ④ ③
7.2.8 30°ゲートユニット ENR50-SG
イラスト番号 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 部品名 ストレートローラ 縦掛けリンクベルト 横掛けリンクベルト ドライブシャフト部 フレーム部 跳ね上げ用カップリング スプリング 備考 本取扱説明書25頁“7.1.3ローラ部”参照 φ5×335(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 P75用:φ5×236(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 P100用:φ5×282(mm)本取扱説明書25頁“7.1.1リンクベルト部”参照 本取扱説明書25頁“7.1.2ドライブシャフト部”参照 本取扱説明書27頁“7.1.7フレーム部”参照 -
⑦
②
①
⑤
③
④
⑦
⑥
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- 8. 品質保証について
8. 品質保証について
お買い上げいただいたコンベヤを安心してお使いいただくため、以下のとおり品質を保証いたします。 但し、当該製品に起因する周辺機器や装置類の損害に対してはその責を負いません。
保 証 書
お買い上げ頂きました弊社製造のコンベヤについて下記の保証を致します。
1. 保 証 期 間 2. 保 証 内 容
通常の取扱いにおいて、万一保証期間内に故障が生じ、弊社がその欠陥を 認めた場合、無償で修理いたします。 但し、日本国内においてのみ適用されます。 保証期間はコンベヤを納入した日 (保証書の発行日) から1ヶ年とします。
3. 適 用 除 外
(1)誤った使用により生じた故障。 (2)お客様での改造や、ご使用になられる方の責に帰する故障と認められる場合。 (3)火災や天災などが原因となる故障。 (4)事故によって生じたものと認められる故障。 (5)本保証書の提示がない場合。 (6)本保証書に納入日の記入がない場合。 (7)本保証書が改ざんあるいは偽造されたものと認めれた場合。 保証期間内でも、上記 7項のいずれかに該当する場合は、修理に関る全ての費用を 申し受けます。
名 称 製造番号 納 入 日 保証期間 年 月 日 納入日 (上記期日) より1年間
お客様名
〒470-1111 愛知県豊明市大久伝町東180
電話(0 5 6 2)9 2 - 7 1 1 1(代表)
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